お金は無かったけど時間はたっぷりあった頃に私がしていたこと…その1(ヲタ仲間作り)

お金は無かったけど時間はたっぷりあった頃に私がしていたジャニヲタ活動について、書いてみようと思います。
中学生時代は部活もやっていなかった私はとにかく暇だった。
時間だけはたっぷりとあった。
そんな話。

ヲタ仲間作りについて【80年代の主流は文通】
今でこそネットですぐにヲタク同士で情報交換出来るけれど、当時にはそんな恵まれた環境はなかった。だってパソコンがなかった!
でも昔からヲタクはいたのです。
そして仲間を作って楽しんでいた。

当時は追っかけと言う名前で呼ばれていましたね。

私は追っかけと言うほどのこと(出待ちや入待ちなど)はしていませんでした。

何をしていたのかと言えば、コンサートへ行ったり観覧番組を観に行ったり、雑誌やラジオに投稿したりくらいかな。
では、追っかけなどもせず引きこもりが中心のヲタクはどうやってヲタク同士情報交換をしたり仲間を作っていたのか?
一番ポピュラーだったのは文通だったと思います。
今では考えられないアナログ感!でも当時はTwitterと同じくらいのツールでした、…文通。
では、どうやって共通の趣味を持った文通相手を見つけていたのか?ですが。
驚くなかれ、今でも販売されてるアイドル雑誌の、カラーじゃない後ろの方に読者の便り的なページありますよね?
そこにコーナーの1つとして「文通相手探してます!譲ります!譲って下さい!」ってな感じのコーナーがあったのです、どの雑誌にも必ず!

現在では考えられない個人情報の垂れ流しっぷりですね。
私はそのコーナーに載ってる人の中から興味の対象・年齢・住んでる地域などを考慮して厳選してお手紙を送っていました。
それはとにかくとにかく厳選して!何故なら頑張って何枚にも渡って自己アピールを書き綴り60円(←封書がこの値段)を払って手紙を送って…私にとっての外れの相手だったら60円をドブに捨てるのと同じなので。
趣味の対象が数名かぶる人、近くに住んでいて年齢が近い人がとにかく私の希望する相手でした。
でもこれが、なかなかどうしてうまいこと友達になれる相手にあたらないのなんのって!
その原因の一つは時差だったのでは…と思う。
だって「私○○ファンです、文通したいです、よろしく」って手紙を編集部に送ってから掲載されるまでに2~3カ月はかかるわけです。
その間に興味の対象が替わってる人もいるだろうし、部活や勉強が忙しくなる人だって、リアルで彼氏出来たからジャニ卒業~って人だっていたでしょう。
なので手紙を送っても返事が無かったり返事が届いてもそっけない人もいたし、今は○○ファンなのでごめんなさい~って人もいた。
うん、60円無駄遣い。

中学生にとっての60円は大金です。
それでも4~5人に1人は滅茶苦茶気の合う人と出会ったり、長い間文通をしてた人もいたし、実際に会って観覧を一緒に行った人もいた。
ヲタク活動の原動力の1つは仲間がいるってことだと私は思うから、この文通を通じて知り合ったお友達とのコミュニケーションはとても大切なヲタ活動の1つでした。
「この前の○○見た?」「ラジオ聞いた?」「どの曲が好き?」…共通のアイドルを応援しているだけなのに、こんなにも楽しくコミュニケーションが取れるものなんだ…と。

当時は携帯もなかったから、文通して気が合えば電話番号を交換することもあったし、何月何日どこどこって感じで待ち合わせて会ったこともあるし、

ヲタ活以外のお話し(恋愛相談や進路の相談)もしていたし、

学校の同級生以外にもお友達がいるって言うのがちょっと自慢で安心感もあったかな。

そんなこんなで現代よりはヲタ仲間を作るのは努力と根性が必要だったことは確かだけど、パソコンか携帯か郵便かと言うツールの違いはあれどやっていたことは多分今と違わないんじゃないかなぁ…と思います。

 

リアルのお友達と興味の対象がかぶって一緒にヲタ活動が出来るのが一番理想的なのかもしれないけれど、世の中なかなかそんなにうまくはいきません。

現在私は同じジャニ好きのリアルなお友達(俗に言うママ友ってやつです)がいますが

担当グループが違うので、それぞれのGの愚痴や羨ましい点を語ったり、担当が違うからこその楽しみもあるし、

対象が違うと言う事は変な嫉妬(例えば魂に入れる入れない)が生まれないという利点があることも知りました。

また、エイト友達も数名いますが、こちらはネットで出会ったり会場などで知りあったりしたエイトを通じて知り合ったお友達なので、関係もエイト活動が中心なので(主に情報交換とヲタ会)近過ぎず遠過ぎず

時々集まってDVDを鑑賞したり、魂会場でちょっと会ってお話しをしたり、このお付き合いはそれはそれで楽しい。

私は元々一人でも活動出来るタイプなので、今はこんなゆるい感じがあってるのかもしれません。

 

現代はネットを利用すれば、それこそ無限にヲタ仲間は出来るでしょう。

でもそれが中心になって生活の全てになっちゃうと生活がままならなくなると思うのです。

学生には勉強があるし、社会人には仕事、私は主婦なので家のことや子供のこと。

それが出来なくなるほど忙しいヲタク生活は私には違うのかな…と思うので

今のところはこんな感じで楽しめる範囲でヲタ活動しています!

 

そんな感じです。